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西と思ったら東に行けば間違いない
自分が楽しんで書いてますが皆さんも楽しんで頂けると望外のよろこび
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9/30
この最後に出てくる動画がすごい好きでたまらんデイリーポータルZ『ティッシュを投げる』



2010/03/05(金) 23:16 つれづれ
芋虫か…
寺島しのぶさんが主演してるあの映画って原作は乱ポー先生の芋虫か
またスゴい話を映像化したんだなあと思うが、
しかしあの主人公の女性が寺島さんかー。
失礼かも分からんのですがイメージピッタリですね
原作は割と淡々と進んで行きますが、
そんで表現のしようの無い読後感に襲われる話だ…

まとめてみよう!
結末に関するネタバレの前には注意書きを入れますのでね
映画の公開自体はまだ当面先の事の様ですが、
(8月14日だったか15日だったかでしたよな)
なんつったらええのかねえ
殊更声高に反戦を叫ぶでもなかったとも思うが、
ただしかし戦争によってこうなってしまって!もおおーーー!!て感じの。
そんでまたなんというか結構えぐい表現もあったりします。

旦那が戦争に行って、
そうして大怪我を負って目と味覚以外の五感と
それから四肢を失って戻ってきて
奥さんがその旦那の世話をする訳ですが…。
旦那は喋れないし聞こえないし
なのでコミュニケーションは一方通行的なもので、
奥さんにしろ旦那にしろ段々フラストレーションが溜まっていって
発散させるったってそんなの。
なんらかの方法で、
まあつまりは夫婦だから男女だからこそのやり方で発散する訳ですが
その事に対し奥さんはどうにも引け目があるというか
と同時に旦那がそのような状態である事に苛立ちもあったりとかして、
そうした諸々の鬱屈した感情から、ある日とうとう旦那のー…

この辺から物語の核心に迫るネタバレになりますが
つづきにしようかなあ!
ソレこそそのえぐい部分に迫っていく事になるんですが
痛い表現とかニガテな方はご遠慮頂いた方がいいかも分かりません。


ある日。そう
そんで煮詰まってしまった奥さんは
ある日とうとう、
旦那の両目を指で潰してしまうんであります
その両目というのは旦那としては唯一外界と繋がってた部分だったのだが…という
なので奥さんは直後から罪悪感と申し訳なさで旦那になんども謝るものの
(旦那の体に指で「ユルシテ」となぞって伝える)
旦那の表情には変化が無く、
許してという訴えに対しても頷くなどの反応も無いままで。
奥さんは、旦那にそういう事が起きてしまったと
旦那の元上官で今は大家さんの所に謝りに行くんですが
大家と一緒に戻ってみると旦那は行方不明で、
代わりにたどたどしい「ユルス」の文字があり…という。
と言ってもては使えないので口でエンピツをくわえて書いた文字なので
やっと判別できるかどうか…というもの。

奥さんは慌てて大家と2人で旦那を探しに出るんですが、
そこで大家が「この辺りには古井戸があったはずだが…」と呟き
そして、ズルズルと重いものを引きずる音に続いて
何かボチャンと井戸に落ちた様な水音が響いた。…と
そこでオワリです。
要するに旦那は自殺する訳ですが…、
でも目を潰されたから死ぬ訳ではないお前は安心しなさいと
そういった内容の事も語られてある
悲しい様な切ない様な、でもなんかそういうきれいな感情とも違う様な
ざっくり言えばもう本当に気の毒だと思いました。
本当、旦那が古井戸に落ちた(らしい)所で物語が終わるので
その後の奥さんの心情とかその辺はほとんど語られないので、
なんか尚更読んでる方には難しい気持ちが残るんだと思う。
こんなになっても夫婦の事をしてるなんて!!みたいな、
でもその感情を抑え切れなくてイライラする感じやら
耐え切れなくなって旦那の目を潰してしまうであるとか、
でもその後すぐに泣きながら謝る様子とか…。
なんちうかこう、美しくはないがでも「そうだろうなあ」と思う
最後に旦那が「ユルス」つって
でもソレがそんなに救いになってないというか
だけどしかしでも、ソレでもその言葉が残っててよかったな…とか
短編なんですけどもねえ。
涙が出そうになるのだが、
何に対しての涙なのかがよく分からない話だったよ。

ついでに言えばまあコレは蛇足ですが、
原作の『戦争』て確か日清日露だったような気がする
なんにせよでも、その戦争でこうなってしまって…ていう事ではあります
旦那が生きてると知った段階では喜んだのに、
まさかこういう形でだったとは。という
なんかその辺の感情もまた「そうだよなあ」と言う感じの話。